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言語聴覚士の求人

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言語聴覚士の求人票に、1日の単位数とST在籍人数は書いてありましたか。

言語聴覚士の求人を探すとき、給与と休日だけでは分からないことがあります。このページでは、求人票のどこを見れば入職後の忙しさが分かるかを整理したうえで、リハビリ職に対応した転職支援サービスを比較しています。

求人票に載っているのは、給与・勤務時間・休日・福利厚生といった「条件」です。ところが入職してから効いてくるのは、1日に何単位を持つのか、STが自分以外に何人いるのか、どの領域の訓練を任されるのか、といった「中身」のほうです。ここが書かれていない求人票は珍しくありません。

先に、求人票のどこを見て、面接で何を確認すればいいのかを整理します。サービスの比較はそのあとに置いています。

言語聴覚士の求人票で確認しておきたい5項目

  1. 1日の担当単位数

    リハビリの1単位は20分です。1日18単位の職場と24単位の職場では、実際に訓練にあたる時間が1日あたり2時間違います。記録や会議はこの外側にあるため、単位数はそのまま1日の余裕の差になります。

    求人票に「1日◯単位程度」と書かれていることは多くありません。書かれていない場合は、面接や面談で「常勤の方の平均的な1日の単位数」を聞いておくと、働き方の想像がつきやすくなります。

  2. 残業が「なぜ」発生しているか

    「残業月10時間程度」という一行だけでは、中身が分かりません。同じ10時間でも、内訳によって意味が変わります。

    • カルテ記載・記録業務…単位数が多く、日中に記録の時間が取れていない可能性があります。
    • 院内勉強会・研修…参加が任意か必須か、時間外手当の対象かで受け止め方が変わります。
    • 症例発表・学会準備…学びたい人には利点にもなりますが、業務時間内に準備できるかは別の話です。

    聞き方としては「残業が出るのは主にどの業務ですか」という形が答えてもらいやすいようです。時間数ではなく理由を聞く、というのがポイントになります。

  3. ST在籍人数 ST特有

    有資格者数はPT約21万人・OT約11万人に対し、STは約4.2万人です。STの配置人数は施設によって大きく異なりますが、求人票にST在籍人数が書かれていることはほとんどありません。

    ST在籍人数は、相談相手がいるか、評価や訓練方針を相談できるか、休みを取りやすいか、といった点に直結します。「現在ST何名が在籍していますか」「今回の募集で何名体制になりますか」は、面談の早い段階で確認しておきたい項目です。

    出典:日本言語聴覚士協会、日本理学療法士協会、日本作業療法士協会の各公表資料(2023年時点の有資格者数)。

  4. 増員募集か、欠員募集か

    同じ「言語聴覚士募集」でも、体制を厚くするための増員と、退職者の後任を埋める欠員では、入職後の状況が違います。欠員の場合は前任者の担当をそのまま引き継ぐことが多く、引き継ぎ期間の有無が働きやすさに影響します。

    「今回の募集は増員ですか、欠員の補充ですか」「前任の方はいつまで在籍されていますか」は、失礼にはあたらない質問です。求人票からは判断できないため、確認するしかない項目でもあります。

  5. 訓練の対象領域 ST特有

    言語聴覚士が関わるのは、ことば・きこえ・飲み込みが中心です。ただし現場で任される中身は、大きく次のように分かれます。

    • 成人の失語・構音…脳血管疾患後のコミュニケーション訓練が中心になります。
    • 摂食嚥下…評価・訓練に加えて、食形態の調整や多職種との連携の比重が高くなります。
    • 小児の発達支援…対象も進め方も成人領域とは別で、全国的にSTの人数が少ない領域です。

    同じST募集でも、成人の失語・構音、摂食嚥下、小児の発達支援では仕事の中身がまったく違うのに、求人票では「言語聴覚士募集」としか書かれないことが多くあります。応募前に、その職場で自分がどの領域を主に担当することになるのかを確認しておくと、入職後のずれが減ります。

なぜ、この5項目は求人票に書かれないのか

書かない理由があるからです。意地悪をしているわけではなく、施設側にも事情があります。

応募が集まりすぎると対応しきれない
条件を細かく公開するほど応募は増えます。採用担当が他業務と兼任している施設では、書類選考と面接の日程調整だけで手が回らなくなります。

給与を公開すると、在職スタッフとの差が問題になる
新しく採る人の提示額を公開すると、既に働いている職員との比較が生まれます。幅を持たせた表記になりやすいのはこのためです。

欠員募集であることを在職者に知られたくない
退職予定が公になっていない段階では、募集理由を書けません。「増員」と書かず、募集理由の欄自体を置かないことになります。

つまり、求人票に書かれていない項目は、聞けば答えてもらえることが多い項目でもあります。自分で問い合わせて確認する方法もありますし、間に人を挟んで先に確認してもらう方法もあります。

施設形態によって、STの仕事はどう変わるか

自分がどこを探すべきかを決めるための、大まかな目安です。同じ形態でも施設ごとの差は大きいため、傾向として見てください。

回復期リハビリテーション病棟

入院期間が決まっているため、目標を立てて計画的に訓練を進めます。1日の単位数は多くなりやすく、STの在籍人数も比較的まとまっている施設があります。

急性期病院

発症直後からの介入で、嚥下評価の比重が高くなります。回転が速く、多職種とのやりとりが多い環境です。

訪問リハビリ・訪問看護ステーション

利用者宅で1対1、移動時間が業務に含まれます。判断を自分で下す場面が増えるため、相談できる体制があるかは事前に確認しておきたいところです。

介護老人保健施設・通所リハビリ

生活期の関わりが中心で、集団活動や機能訓練の比重が上がります。医療機関とは評価の目的が変わります。

小児・発達支援(児童発達支援、放課後等デイサービスなど)

対象も進め方も成人領域とは異なります。求人数そのものが多くない領域のため、地域を広げて探すか、非公開の求人を含めて探すかの判断が必要になります。

言語聴覚士協会の会員動向(2026年3月31日現在)では、会員の勤務先は医療領域が60.70%、医療と介護の両方が16.71%、介護6.56%、福祉5.26%となっています。医療機関以外の選択肢も一定数あることが分かります。

自分で求人サイトを見るか、転職支援サービスを使うか

どちらが正しいという話ではなく、向き不向きがあります。

自分で探す場合
公開されている求人を、自分のペースで比較できます。応募先と直接やりとりするため、話が早く進むこともあります。一方で、この記事で挙げた5項目は自分で聞くことになります。在職中で日中に電話ができない場合、日程調整の負担は小さくありません。

転職支援サービスを使う場合
担当者が間に入るため、単位数や在籍人数、募集の背景といった聞きにくい項目を、応募前に確認してもらえる場合があります。求人サイトに出ていない求人を紹介されることもあります。一方で、連絡のやりとりは発生します。希望と違う求人を勧められたという声もあるため、最初に条件の優先順位を伝えておくほうが噛み合いやすいようです。

両方を並行して使う人もいます。自分で見て相場を把握しつつ、確認が面倒な部分だけ人に任せる、という使い方です。

リハビリ職に対応した転職支援サービス3社

各社の公式サイトで確認できた内容のみを並べています。星や点数はつけていません。求人件数は各社で集計の基準が異なり、日々変動するため掲載していません。

PTOT人材バンク
対応エリア全国(公式サイトに各都道府県の求人ページあり)
運営会社株式会社エス・エム・エス
対象職種理学療法士・作業療法士・言語聴覚士
利用料無料(公式サイトに「完全無料」の記載)
登録の所要時間公式サイトに「約1分」の記載
求人の掲載形態公式サイト上で確認できる求人のほか、登録後に非公開求人や、募集が行われていない施設へのアプローチも含めて紹介
レバウェルリハビリ
対応エリア東京・神奈川・埼玉・千葉
運営会社レバウェル株式会社
対象職種理学療法士・作業療法士・言語聴覚士
利用料無料(公式サイトに「完全無料」の記載)
登録の所要時間公式サイトに記載を確認できず
求人の掲載形態厚生労働大臣許可を受けた求人紹介・転職支援サービスとして、担当者が求人を紹介
PTOTSTワーカー
対応エリア全国
運営会社株式会社トライトキャリア
対象職種理学療法士・作業療法士・言語聴覚士
利用料公式サイトに「無料会員登録」の記載
登録の所要時間公式サイトに記載を確認できず
求人の掲載形態公式サイト上の求人検索に加え、登録後に非公開求人を紹介

この並び順について

掲載の条件は2つだけです。リハビリ職(PT・OT・ST)を専門に扱っていること運営会社・利用料・対象職種が公式サイトで確認できること。この条件を満たした3社を、当サイトの判断で並べています。

星や点数をつけていないのは、外部から検証できる共通の基準がないためです。求人数の公表値は「非公開求人を含むかどうか」など集計の基準が各社で異なり、日々変動するため、順位の根拠にしていません。並び順は、各サービスの優劣を示すものではありません。

選ぶ順番としては、まず対応エリアが自分の希望地域と合っているかを見て、そこから絞るのが現実的です。エリアが合わないサービスは、他がどれだけ良くても紹介できる求人が出てきません。

各サービスの詳細

PTOT人材バンク

運営
株式会社エス・エム・エス。理学療法士・作業療法士・言語聴覚士を対象とした転職支援サービスです。
対応エリア
公式サイトには各都道府県の求人ページが用意されています。
求人の出し方
公式サイト上で確認できる求人のほか、登録後に非公開求人や、募集が行われていない施設へのアプローチも含めて紹介する、と公式サイトに記載があります。
登録
公式サイトに「約1分」「完全無料」の記載があります。
このページの5項目との関係
担当者が間に入るため、ST在籍人数や募集の背景(増員か欠員か)といった、求人票に載っていない項目を応募前に確認してもらえる場合があります。確認したい項目は、登録時の備考欄か初回の連絡時に伝えておくと話が早くなります。

レバウェルリハビリ

運営
レバウェル株式会社。リハビリ業界に特化した転職エージェントとして、厚生労働大臣の許可を受けた求人紹介・転職支援サービスを提供しています。
対応エリア
東京・神奈川・埼玉・千葉。この4都県で探している場合の選択肢になります。エリア外の場合は、他のサービスを見たほうが早く進みます。
求人の出し方
担当者が求人を紹介する形式です。
登録
公式サイトに「完全無料」の記載があります。
このページの5項目との関係
対応エリアが4都県に絞られている分、地域内の状況を踏まえた話が聞けたという声もあります。首都圏で探すなら、他社と併用して比較する使い方が考えられます。

PTOTSTワーカー

運営
株式会社トライトキャリア。理学療法士・作業療法士・言語聴覚士向けの求人情報サイトです。
対応エリア
全国。公式サイトで都道府県別に求人を検索できます。
求人の出し方
公式サイト上の求人検索に加え、登録後に非公開求人を紹介する形式です。
登録
公式サイトに「無料会員登録」の記載があります。

よくある質問

本当に無料で使えますか
3社とも、公式サイトに利用が無料である旨の記載があります(PTOT人材バンク・レバウェルリハビリは「完全無料」、PTOTSTワーカーは「無料会員登録」)。人材紹介サービスは採用した施設側が費用を負担する仕組みのため、求職者が費用を負担しないのが一般的です。詳細は各公式サイトでご確認ください。
在職中でも使えますか
在職中に登録して情報収集だけする人もいます。連絡の希望時間帯(例:平日18時以降、メールのみ)を最初に伝えておくと、勤務中に電話が来る事態を避けやすくなります。現職への連絡は行われないのが通常ですが、気になる場合は登録時に確認しておくと安心です。
登録すると連絡はどのくらい来ますか
登録後、電話やメールで連絡が入ります。頻度や時間帯は担当者やタイミングによって異なります。「連絡はメールで」「電話は◯時以降で」と最初に伝えておくと調整してもらいやすかった、という声があります。転職の時期が決まっていない場合は、その旨も併せて伝えておくとやりとりが噛み合いやすくなります。
対応エリア外の場合はどうすればいいですか
紹介できる求人が出てこないため、そのサービスにこだわる意味は小さくなります。対応エリアの広いサービスに切り替えるか、地域のハローワークや施設の採用ページを直接見る方法があります。エリアは各サービスの公式サイトで確認できます。
複数のサービスに登録してもいいですか
問題ありません。ただし同じ求人が別のサービスから紹介されることがあり、どこ経由で応募したかは自分で管理しておく必要があります。連絡のやりとりも人数分になるため、まず1〜2社から始める人が多いようです。

3社の対応エリア

PTOT人材バンク全国(北海道〜沖縄県の各都道府県の求人ページが公式サイトに用意されています)
レバウェルリハビリ東京都/神奈川県/埼玉県/千葉県
PTOTSTワーカー全国(47都道府県で検索可能)

情報取得日:2026年8月13日。対応エリアは変更される場合があります。最新の内容は各公式サイトでご確認ください。

まとめ

求人票に書かれていないのは、1日の単位数、残業の理由、ST在籍人数、増員か欠員か、担当する訓練領域の5つです。この5つは、応募前に聞けば答えてもらえることが多い項目でもあります。自分で聞いてもいいですし、間に入る人に聞いてもらってもかまいません。

まずは対応エリアで絞り、そのうえで気になったサービスを見てみてください。

登録や利用にあたっての条件は、各公式サイトの記載をご確認ください。

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